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外資系のトップセールスマンを経て、大好きだった宝石の会社を立ち上げる。


幼少の頃から直感力が鋭く、宝石を通して様々な神秘的な体験をし、宝石を装飾品から必需品にしたいという思いから"人と宝石との間に立つ"役割を日々研鑽しています。


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『聖ヒルダに退治されて化石となった蛇』

2021年4月 8日 22:55 | トラックバック(0)
イギリスのイングランド北東部、
海沿いの町ウィットピーの浜辺でもアンモナイトの化石が採れる。

ここではアンモナイトが蛇の化石と考えられ、不思議な魔力を持つお守りとして珍重されている。

それには理由がある。
ウィットピーの女子大修道院を創立した聖ヒルダにまつわる伝説です。


ヒルダは7世紀初め、7王国時代のノーサンブリアの王家に生まれた女性で、13歳でキリスト教の信仰の道に入った。
それから長い修行期間を経た後で、彼女はウィットピーにやってくると、ここに女子修道院を建設しようと考えました。
ところが、この地の草原は毒蛇の巣窟となっており、人が住めるような場所ではなかった。
これを見たヒルダは神に祈り特別な呪文を唱えた。
すると、おびただしい蛇たちの全てが身体を螺旋状に巻き上げて、崖の下の浜辺に転がり落ちたのです。
しかも死ぬ瞬間、蛇たちは毒液を吐き出して自分の身体を化石に変えてしまったのだ。


ここで、螺旋状の化石となった蛇の姿を想像してみよう。
その姿は、巻貝であるアンモナイトに化石とそっくりではないか。

こういうわけで、ウィットピーはアンモナイトの化石が
聖ヒルダに退治された蛇の化石と考えられ、蛇の咬み傷に効くお守りとされるようになった。

また、大きくて持ち運ぶには不便なアンモナイトは庭先に置かれ、家を守る護符にされるようになる。

とはいえ、アンモナイトの化石には蛇の頭に当たる部分が無い。
そこで、ウィットピーの人々はアンモナイトの先端に蛇の頭の模型を取り付け、それが螺旋状になった蛇に見えるように工夫する事もあるのです。



「パワーストーン ‐宝石の伝説と魔法の力‐」 (著:草野功)より抜粋


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